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歴史上もっともお勧めのスタートアップ本 25選

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Original article:https://www.daolf.com/posts/best-startup-books/

みなさんスタートアップやってますか?
私はやってません。
はて、スタートアップといっても何をどうすればいいのでしょうか。

ブロガーやその他の人々がお勧めしている本を読めば間違いないでしょう。きっと。
世界に羽ばたくためにも、世界中で読まれているスタートアップ本を読めばいいに違いありません。

ということで以下はPierre de Wulf( Twitter / GitHub / Webサイト )による記事、The 25 most recommended startup books of all timeの日本語訳です。

なお、Amazonへのリンクは元記事のままであり、和訳にあたり変更などはしていません。

The 25 most recommended startup books of all time

インターネット上には、これがスタートアップのための必読書の決定版であると主張するリストが無数に存在します。
そしてそれらのリストを見比べてみると、ほとんどが同じであり一部の本だけが異なっているように見えました。

スタートアップについて本当に最も推奨される本は何なのかを知りたかったので、私はこれを作りました。
インターネット上で見つけた、208以上のリストと、4000ほどのお勧めを集計しました。
私の知る限り、このリストが、この種のテーマに関する最も完全なリストです。

Disclaimer:この記事を作るのに数えきれないほどの時間を費やしたので、その時間を費やすことが有益な収益源になり得るか確認するため、Amazonのアフィリエイトリンクをはっています。あるいはならないか🤷‍♂️.

さっさと結果を見たいのであればこちらから結果に飛んでください。
集計に使った方法を知りたいというなら、少々お時間をください。

Methodology

単純に、Googleに"ベストなスタートアップの本"、"ベストな起業家の本"といったクエリを幾つか尋ね、そしてその後それら全てのページを集計しました。
この作業にはScrapingBeeというスクレイピングAPIを使用しています。

重複などを除外しても300近くのリストが残りました。
さらにタイトルから一目で不要とわかるリストを削除しました。

・特定の著者だけをまとめている
・特定のトピックに焦点を当てている(例:暗号起業家の為のベスト本)
・無料本のリスト
・QuoraやRedditのコピー

最終的に254個のHTMLファイルが残りました。
ブラウザで全てのファイルを開いて、Chromeインスペクタを開いて、記事中の書籍のタイトルに一致するセレクタを探して、タイトルを収集しました。
この作業には2時間、1ファイルあたり30秒ほどかかりました。

そして、収集したHTMLページからCSSを抽出するための大きなJSONファイルができあがりました。

x1.png

PythonとBeautiful soupを使って、CSSセレクタにマッチしたDOM要素内のテキストを抽出しました。
結果膨大な本のリストができあがり、後処理をしないと使い物になりませんでした。

x2.png

最も頻繁に引用されたスタートアップの本を見つける為には、結果をノーマライズする必要がありました。
たとえば"7 habits of highly effective people"という本は、"Seven habits of highly effective people"とか"7 habits for highly for effective people"といった微妙に異なるタイトルで別々に集計されていました。

さらに加えて、"{書名} by {著者}"や"{書名} - {著者}"のような書式のぶれが厄介でした。

最終的に、以下のようなシンプルなPythonで処理しました。

defclean_link(link):link=link.encode().decode('ascii',errors='ignore')link=link.replace("'",'')link=link.lower()link=' '.join([wforwinlink.split(' ')ifwnotin['the','a']])link=link.split('by')[0]link=link.split(':')[0]link=link.split('(')[0]link=' '.join(link.split())link=link.replace('-','_')link=''.join([cforcinlinkifc.isalpha()orc=='_'orc==' '])link=link.strip()link=link.replace(' ','_')link=''.join([cforcinlinkifc.isalpha()orc=='_'])returnlink

その後は手動で整形しました。

そして、最終的に以下のようなリストが完成しました。

x3.png

これでようやく、最もお勧めの本を計算できるようになりました。
全ての結果はこのリポジトリで確認することができます。
それでは集計結果を見ていきましょう。

The 25 most recommended startup books of all-time.

25. Delivering Happiness: A Path to Profits, Passion, and Purpose by Tony Hsieh (7.6% recommended)

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ZapposのCEOであるTony Hsiehが、ビジネスと人生で学んだ様々な教訓を語ります。
LinkExchangeやZapposなどを渡り歩き、ミミズの養殖から始まりピザビジネスの運営まで、様々なことが書かれています。
速いペースで地に足の付いた文章で、企業文化の大きな違いが成功を収めるための強力なモデルであることを示しています。
あなたの周りの人々を幸せにすることが、あなた自身をも大きく幸せにしてくれます。

24. Shoe Dog: A Memoir by the Creator of Nike by Phil Knight (7.6% recommended)

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Knightが最初の勝利を収めるまで、彼と彼の夢の間に立ちはだかった多くのリスクと困難と挫折を詳細に語っています。
社会不適合者と求道者の寄せ集めが、固い絆で結ばれた兄弟になるまでの、初めてのパートナーや社員との関係を振り返っています。
共通の使命とスポーツに対しての深い信念を共にした彼らは、全てを変えるブランドを築き上げました。

Phil KnightはNikeの共同創業者。

23. Purple Cow: Transform Your Business by Being Remarkable by Seth Godin (8.1% recommended)

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あなたは紫の牛であるか、そうでないかのいずれかです。
あなたは目立っているか、誰にも気付かれないかのいずれかです。
どちらかを選んでください。
Apple、Starbucks、Dyson、そしてPret a Mangerの共通点は何でしょう?
彼らはどのようにして盛大に成長し、偉大なブランドになる最後の一歩を踏み出したのでしょうか、
価格(Pricing)、販促(Promotion)、宣伝(Publicity)といった、かつてマーケティングに使われていたPたちは、もはや機能していません。
広告の黄金時代は終わりました。
今やここに、新しいP…紫の牛(Purple Cow)を導入すべき時期なのです。
"Purple Cow"はとは驚くべき何か、直観に反する、刺激的で信じられない何か、を表します。
Seth Godinは、あなたが作る全てのもの、あなたが行う全てのことに、本当に注目すべき何らかの"Purple Cow"を置くべきだ、と主張しています。
この本は、マーケティングするべき価値のある商品やサービスを作りたいひとたち全員に向けた檄の書です。

22. Outliers: The Story of Success by Malcolm Gladwell (8.1% recommended)

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Malcolm Gladwellによって書かれたこの驚くべき書は、我々を"異常者"の世界へと導く知識の旅に連れ出します。
"異常者"とはそう、世界最高の頭脳、最も有名な人、最も成功した人たちです。
彼は質問します。
いったい彼らは我々と何が違うのでしょう?

我々は、成功した人たちがいったいどのような者であるかということにばかり気を向け、彼らがいったいどこから来たのかということに気を払いません。
それはすなわち文化であり、家族であり、世代であり、そして彼らが育ってきた特異な環境です。
この旅の途中で彼は、ソフトウェア億万長者の秘密、伝説のサッカー選手になるために必要なこと、アジア人が数学が得意な理由、ビートルズが偉大なロックバンドになった理由を解き明かします。

21. The Power of Habit: Why We Do What We Do in Life and Business by Charles Duhigg (8.1% recommended)

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数々の受賞歴を持つビジネスレポーターCharles Duhiggが、何故我々は習慣を持っているのか、そしてそれをどのように変えていくのかについて、スリリングな科学的発見を解説します。P&Gの役員室からNFLのサイドラインに、そして公民権運動の最前線まで、人間の性質やポテンシャルを理解するための膨大な量の情報が、我々を魅了する物語へと導きます。
そしてその核心で、この本は爽快な主張を行います。
定期的に運動すること、減量すること、より生産性を高めること、そして成功を収めること、これは全て習慣の働きを理解することです。
Duhiggが示したように、我々はこの新しい科学を利用することによって、ビジネスやコミュニティ、そして人生を変化させることができます。

20. Founders at Work: Stories of Startups' Early Days by Jessica Livingston ( 8.6% recommended)

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起業家、イノベーター、あるいは世界最高のテクノロジーを産み出す科学と原動力に魅了されている人にとって、この本は魅力的な知恵と洞察を提供してくれます。
FaWは有名なテクノロジー企業の創業者へのインタビューを集めたもので、スタートアップの初期に何が起こったかについて描かれています。

19. Hooked: A Guide to Building Habit-Forming Products by Nir Eyal (8.6% recommended)

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何百万という人々に手にとってもらいたい製品を作ろうとしているときに、この本はシンプルでありながらも非常に有用なモデルを紹介してくれます。
すぐに読めて(わずか140ページ)、要点を押さえた内容で、コンセプトとデザインの課題に新風をもたらしてくれました。
ユーザの行動をモデル化し、エンゲージメントを得るために必要だったのに見逃していた領域を把握するために、この本を利用しました。

この本のもうひとつの大きな価値は、(Twitter・Facebook・Pinterest・Instagramなどから)我々が毎日受けているとっかかりの詳細な分析です。
毎日をユーザ目線でよく観察することで、構造化された方法でコインの反対側を見通すことができるようになります。

18. The Innovator's Dilemma: When New Technologies Cause Great Firms to Fail by Clayton M. Christensen (9.1% recommended)

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多くの企業が新しいイノベーションの波に乗り遅れてしまう理由を、Christensenが解説しています。
いかなる業界においても、経営者が伝統的な商習慣を捨てる方法とタイミングを知らなければ、既に確固たる地位を築いている製品で成功している企業もいずれ押しのけられてしまいます。

この本は、大手企業の成功と失敗の両方をガイドとして提供し、破壊的イノベーションを活用するための一連の手法を提供しています。

17. Art of the Start 2.0: The Time-Tested, Battle-Hardened Guide for Anyone Starting Anything by Guy Kawasaki (9.1% recommended)

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Guy Kawasakiはビジネス界で最も独創的で不遜な戦略家の一人であり、その20年の経験から、何かを始める人のための必須のガイドを提供します。
1980年代のAppleにおいて、彼は一般消費者をエバンジェリストに進化させ、世界的企業に育てることに後見しました。
さらにベンチャーキャピタルであるGarage Technology Venturesの創業者CEOとして、何十社もの企業で彼のアイデアの実地テストを行ってきました。
そしてベストセラーのビジネス書や記事の著者として、スタートアップの夢を実現しようとしている何千もの人々にアドバイスをしてきました。

16. Tools of Titans: The Tactics, Routines, and Habits of Billionaires, Icons, and World-Class Performers by Tim Ferriss (9.1% recommended)

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過去2年間、私はPodcast『The Tim Ferriss Show』で200名以上の世界クラスの人々にインタビューしてきました。
その対象はスーパーセレブ(Jamie Foxx、Arnold Schwarzeneggerなど)、アスリート(リフティング、体操、サーフィン選手など)をはじめ、伝説の特殊作戦部隊司令官や闇市場の生化学者まで多岐にわたっています。
ほとんどのゲストが、数時間のインタビューに応じてくれたのは初めてのことです。
この独自性により、『The Tim Ferriss Show』はビジネスジャンルとして初めて1億ダウンロードを超えたPodCastになりました。

15. Influence: Science and Practice by Robert B. Cialdini (9.6% recommended)

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この書は、学術的な研究を含みながらも物語形式で書かれています。
Cialdiniは、営業マン・資金調達者・アドバイザーの仕事から得た、相手に如何にして"はい"と言わせるかのテクニックと戦略を、実験的な仕事から得た証拠と組み合わせました。
授業でも広く使われ、ビジネス界で活躍する人たちに愛読されているInfluence待望の改訂版は、説得力の強さを思い知らされます。

14. Traction by Gabriel Weinberg and Justin Mares (9.6% recommended)

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この本は、あなたのビジネスに適した顧客の基盤を構築するための19の方法を教えてくれます。
Jimmy Wales (Wikipedia)、Alexis Ohanian (reddit)、Paul English (Kayak)、Dharmesh Shah (HubSpot)といった40人以上の成功したフォーリナーへのインタビューに基づいています。
たとえば以下のような学びを得ることができます。
・オフライン広告や、競合他社が使用していないチャネルを見つけて利用する。
・ターゲットを狭く絞った分野のメディア取材を受けることで、より多くの顧客を獲得する。
・自動更新をあえて不定期にすることで、メールマーケティングなどの効果を高める。
・オンラインツールやリサーチにより、検索エンジンの順位や広告効果を向上させる。

13. Rich Dad Poor Dad by Robert T. Kiyosaki (12.9% recommended)

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本書は二人の父親、実の父親と、その親友である金持ちの父親、に育てられたRobertの物語です。
そして彼を形作った、二人の父親のお金と投資についての姿勢の話です。
あなたが金持ちになるためには高収入を得る必要があるという固定観念を壊し、あなたがお金のために働くこととお金があなたのために働くことの違いを解説します。

12. The 7 Habits of Highly Effective People by Stephen R. Covey (12.9% recommended)

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有史以来書かれてきた中でも最も刺激的でインパクトのある書籍のひとつである本書は、25年にわたって読者を魅了してきました。
この本は社長、CEO、教育者に親たち、端的に言うと世界中のあらゆる年齢や職業、の数百万人の人生を変えてきました。
Stephen Coveyによる古典の25周年記念版は、彼の時代を超えた知恵を記念し、我々が大きな目的を持って生きていくことを勧めています。

11. Rework by Jason Fried and David Heinemeier Hansson (14% recommended)

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ほとんどのビジネス書には、全く同じ古いアドバイスが書かれています。
ビジネスプランを書き、競合を研究し、投資家を探し、なんとかかんとか。
そんな本を探しているのであれば、かわりにこの本を手に取りましょう。

この本を読めば、何故計画が有害なのか、何故外部の投資家が不要なのか、そして何故競合を無視した方がいいのかを知ることができます。
あなたが必要だと考えているよりも、あなたが本当に必要としているものは少ないのです。
ワーカホリックになる必要はありません。
人員を増やす必要もありません。
ペーパーワークやミーティングで時間を浪費する必要もありません。
オフィスも必要ありません。
それらは全て余計なものです。

あなたが本当にする必要のあることは、口を閉じて手を動かし始めることです。
この本はその方法を教えてくれます。
あなたはより生産的になり、破産せず有名になり、直感的ではないアイデアに多くのインスパイアを得るでしょう。

わかりやすい言葉と容易なアプローチは、これまで自分で自分を律することを夢見てきた人たちのための完璧な脚本です。
ハードコアな起業家、中小企業のオーナー、嫌いなジョブを嫌々こなしている人、ダウンサイジングの犠牲者、飢えたくないアーティストは、この本から貴重な指標を得ることができるでしょう。

10. Start with Why by Simon Sinek (14.4% recommended)

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Sinekは根源的な疑問から始めました。
何故、ある人や組織は、他の人よりも革新的で、影響力があり、収益性が高いのだろうか?
何故、一部の人々や組織は、顧客や従業員からの支持が高いのだろうか?
たとえ成功者といえど、何度も何度も成功を繰り返すことができる人は何故少ないのだろうか?

Martin Luther King Jr.とSteve Jobs、そしてWright Brothersにはほとんど共通点がありませんが、彼らはみなWHYから始まりました。
彼らは、製品やサービス、行動やアイデアの背後にあるWHYを理解しない限り、人々は実際にそれらを購入することがないことに気付いていました。

世界で最も影響力を及ぼしているリーダーたちは、全て同様に考え、行動し、コミュニケートしていたことをSTART WITH WHYは解き明かしています。
そしてそれは、大多数の人々がやっていることとは正反対です。
Sinekはこの発想をGolden Circleと名付けました。
それは組織を構築し、ブームを導き、人々を惹き付けるための枠組みを提供します。
そしてそれはいつも、WHYから始まります。

9. Think and Grow Rich by Napoleon Hill (14.4% recommended)

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この本は、"すべての自己啓発本の祖"と呼ばれています。
何が勝者を作るのか、を大胆に問いかけた初めての本でした。
答えを追い求め、その答えを聞いた男、Napoleon Hillは今では世界の勝者の一人です。
成功の教師の中でも最も有名である彼は、彼の哲学である成功の法則を生み出すため、大金と半生を費やした内容をこの本に力強くまとめています。

1937年に出版されたこの本のオリジナルでは、Andrew Carnegie、Thomas Edison、Henry Fordといった当時の大富豪の物語から彼は成功の法則を導き出します。
更新版では、世界的に有名な著作家、講師、人事管理コンサルタントであり、Hillの思想を取り入れたエキスパートであるArthur R. Pellの手によって、Bill Gates、Mary Kay Ash、Dave Thomas、Sir John Templetonといった現代の億万長者がどのように富を手に入れたのかについての逸話が巧みに織り交ぜられました。
また時代遅れな例や難解な用語は、現代の読者にも理解できるよう書き改められています。

8. Good to Great: Why Some Companies Make the Leap and Others Don't by Jim Collins (14.9% recommended)

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5年前にJim Collinsは、『"良い"会社が"偉大な"会社になれるのかだろうか。そうだとすればどのようにすればいいのか。』という疑問を持ちました。
本書においてJim Collinsは、それは可能であると結論づけましたが、しかし同時に銀の弾丸も存在しないことも発見しています。
Jim Collinsと彼の研究チームは1435の会社を調査し、時間経過で業績が大幅に改善された企業を探し、その理由の探求を始めました。
最終的に彼らはFannie Mae、Gillette、Walgreens、およびWells Fargoなどの11企業に狙いを定め、そして企業が成功するために必要とされていた従来の概念を覆す共通の特徴を発見しました。

"良い"企業から"偉大な"企業への飛躍には、耳目を集めるCEOや最新のテクノロジーは不要で、革新的なマネジメント、あるいは精緻なビジネス戦略すらも必要ありません。
真に偉大で希有な企業の柱には、ある一定の規則に従って考え、行動する人々を見つけ、育てるという企業文化がありました。
本書は、"偉大な"企業の例とそうではない企業の例を多数出しながら、あらゆる組織が規範とすべき十分に合理的なロードマップを提供しています。
"良い"から"偉大な"になるために、マネージャやCEOは目を通しておき、そして来たるべき時に再読すべき本です。

7. The E-Myth Revisited: Why Most Small Businesses Don't Work and What to Do About It by Michael E. Gerber (15.3% recommended)

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驚異的なベストセラーの改訂版である本書は、ビジネスを始めることについての神話を払拭してくれます。
ビジネスコンサルタントである著者Michael E. Gerberは、長年の経験から得たその鋭い観察眼で、一般的な思い込みや期待だけではなく、ときには技術的な専門的知識さえもがビジネスを成功させる道を邪魔してしまう可能性があることを指摘しています。
Gerberは、生活をビジネスに応用する手段を提供します。
またフランチャイズでなかったとしても、フランチャイズの教訓をどのようにビジネスに適用するか、ということも示します。
最も重要なこととしてGerberは、見過ごされてしまいがちな仕事に"work in"することと仕事に"work on"することの違いを明らかにします。

6. The 4-Hour Workweek by Timothy Ferriss (15.8% recommended)

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今一生懸命働いて定年後に休む、そんな昔ながらの古い概念は捨ててしまいましょう。
この先行き不透明な経済状況の中では特にです。
あなたの夢はラットレースからの脱出でしょうか、ハイクラスの世界旅行でしょうか、はたまた何もせずに月5桁ドルの収入を得ることでしょうか。
いずれにせよ、このThe 4-Hour Workweekはその将来への青写真となります。

5. How To Win Friends and Influence People by Dale Carnegie (22.5% recommended)

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Dale Carnegieによる信頼性の高い確固とした助言は、数えきれないほどの人々の人生を、成功という梯子の上に運び上げてきました。
最も画期的で、時代を超えたベストセラーのひとつであるこの本は、人を動かすための方法を教えてくれます。
・人に好かれる六原則
・人を説得する十二原則
・人を変える九原則
他にも多くのことが書かれています。
1500万部を超える、21世紀の必読書です。

4. The $100 Startup: Reinvent the Way You Make a Living, Do What You Love, and Create a New Future by Chris Guillebeau (24% recommended)

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著者のChrisはいまだ30代前半であるにもかかわらず、既に175か国以上を訪問しており、そして地球上のすべての国を回ろうとしています。
しかしながら彼は一度も就職したこともなければ普通に給料をもらったこともありません。
彼にはアイデアをお金に変える特別な才能があり、そして手に入れたお金で冒険の旅を送っているのです。

Chrisのような人は他にも大勢います。
伝統的な雇用体制から脱却し、自分にとって意味のあることを追求するための時間と収入を作り出す者たちです。
収入と情熱のあいだに収まるために、今やっていることを放り出す必要はありません。
少量の時間とお金をコミットして、ベンチャーとしてミニマムで始めることができます。
そして、成功すると確信してから本気を出せばいいのです。

3. The Hard Thing About Hard Things by Ben Horowitz (24.5% recommended)

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Andreessen Horowitzの共同設立者であり、シリコンバレーで最も尊敬されている企業家であるBen Horowitzによる、スタートアップを設立し運営していくために必要なアドバイスです。
彼のブログを元にした、ビジネススクールでは決して教わらない、非常に困難な問題に立ち向かうための実用的な知恵です。

ビジネスを始めることがどれだけ素晴らしいことかを話す人は数多いですが、実際にそれがどれだけ難しいことであるかを正直に語る人はほとんどいません。
Ben Horowitzはリーダーが日々直面する問題を分析し、そしてテクノロジー企業の起業、管理、売却、買収、投資、監督などから得られた教訓を惜しみなく共有しています。
ラップが大好きな彼が、好きな曲の歌詞から教訓を学び、友人を買い越し、競争相手を買収し、CEOとしてのメンタリティを育て維持し、現金化の適切なタイミングを見極めることといった様々な話を率直に語っています。

Horowitzの個人的な、しばしば失敗した経験から導き出された本書には、彼のトレードマークであるユーモアとストレートなトークが満載で、ベテランの起業家だけではなく、これから新しく起業を目指す人にとっても貴重な価値を持っています。

2. Zero to One by Peter Thiel (29.3% recommended)

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我々の時代に隠されている大きな秘密は、未知のフロンティアを開拓して新たな発明を作り出す余地はまだまだ存在するということです。
伝説の投資家であり企業家であるPeter Thielが、それら新しいものを見つけるための非凡な方法を本書で示しています。

本書はまず、我々はテクノロジーの停滞の時代に生きているのであるという逆説から始まります。
たとえキラキラのモバイルデバイスに囲まれていたとしてもです。
情報技術はたしかに急激に進歩していますが、しかしコンピュータやシリコンバレーだけが進歩しているわけではありません。
進歩は、どの業界でもどんな分野でも起こります。
そのためには、全てのリーダーがマスターしなければならない最も重要なスキルを持っていなければなりません。
すなわち、自分で考える方法を学ぶことです。

他の誰かが既にやっていることをやるということは、世界を1からnに変えるということであり、その技術をより身近なものにしてくれるでしょう。
しかし、まだ誰もしてないことをするということは、0を1にすることです。
次のBill GatesはOSを作らないだろうし、次のLarry PageやSergey Brinは検索エンジンを作らないことでしょう。
明日のチャンピオンは、今日の市場で競争して勝つことを狙ってはいません。
彼らのビジネスはユニークなので、競い合うこと自体が行われません。

本書はアメリカの未来の進歩を楽観し、新たなイノベーションの考え方を示してくれます。
それは、思いもよらないところに価値を見出すために疑問を投げかけることから始まります。

1. The Lean Startup by Eric Ries (44.7% recommended)

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Eric Riesは、スタートアップを『極めて不確実性の高い状況下で、新しいものを創造することに専念する組織』であると定義しました。
これは、たった一人でガレージを仕事場にしている人から、Fortune500掲載企業の熟練プロ集団にも当てはまることです。
彼らに共通しているものは、不確実な霧の向こうを見通し、持続可能なビジネスとして成功させようという意志です。

資本効率と社員のクリエイティビティを、いずれも効率的に育てていくのがLean Startupのアプローチです。
製造業にヒントを得たこのアプローチは、検証による学びを重視しています。
迅速な調査、製品の開発サイクルを短縮させるための直感的ではない方法、恣意的な測定基準ではなく実際の進捗を調べることなどで、顧客が本当に求めているものを見つけ出します。
これにより、企業は計画を少しづつ、秒進分歩で俊敏に軌道修正していくことができるようになります。

本書は、精巧なビジネスプランを立てて時間を浪費するよりも、手遅れになる前にビジョンを継続的にテストして修正して適応させていく方法を提供します。
企業がこれまで以上にイノベーションを起こす必要のある時代に、成功するスタートアップを立ち上げ、管理するための科学的アプローチです。

Conclusion

いくつかの順位には驚いたかもしれませんが、これらの多くについては既に聞いたことがあるでしょう。

このリストを作るにあたり、いくつか気付いたことがありました。

・複数冊が入ったのはTim Ferrissだけでした。
・聖書が1回紹介されていました。
・最も多く出てきた伝記はWalter IsaacsonによるSteve Jobs biographyで、6%の人が勧めていました。

この記事を楽しんでいただけたら幸いです。

正直に言って、この記事を書くのにすごい時間がかかりました。
この気に入ってくれたらぜひリツイートしてください。
でも、このためだけにアカウントを作ったりしないでね。

dev.toのコメント欄

「素晴らしいリスト!」
「リーンスタートアップが1位←知ってた」
「4 hour work weekのおかげでスタートアップの世界に入ったよ。」
「どこの誰が紹介していたかの一覧がほしい。」
「リストを自動的に抽出するボットとか楽しそう。」

感想

訳しておいてなんだけど、私は自己啓発本に全く興味が無いので一冊も読むことはないです。

まあそんな奴は少数派なので置いておくとして、多くの人が紹介している本は良い本に違いないというマクドナルド理論に従うと、The Lean Startupが最も優れた書籍と言えるでしょう。
言えるでしょうというか実際めちゃくちゃ評判もいいし、それどころか本書一冊で方法論の一大ジャンルを築くまでになっていますからね。
それだけ世界に多くの影響を与えた、重要な書籍であることは間違いありません。
2位以下の本も、その多くは100万部を超えるようなベストセラーばかりです。
読めば自らのためになることは確定的に明らかです。

なお、どの書籍も多くのサイトで紹介される有名なものばかりだけあって、何れも日本語訳が出版されています。
興味があるなら探してみるのもいかがでしょう。
日本語にしてみると、あっこれ聞いたことある、って本もわりとあったりしますよ。


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